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渡辺竜平のハリウッド片道切符 第15回 リアルハリウッド2 〜道なき道〜
渡辺竜平のハリウッド片道切符


近隣の樹木
活きの良いインフルエンザ菌にやられ、アメリカ行きは一週間延期になった(苦笑)一年間、風邪ひとつ引かなかったのにこのタイミングでとは・・・なかなか日本もおもしろい。ただこれが最後の困難かと思いきやそうではなかった。

予定が延びたことによる今後の影響はわからない。でも、とりあえず日本で最後の時間を友人達と過ごしたりすることになった。すべての仲間に会えなかったのは、残念だったけれど、またきっといつか会える。そう信じて、時には電話を通して、ひと時の別れを告げた。

一週間はあっという間に経った。今日が渡米の日にちだ。母が空港まで運転してくれることになっていた。空は曇りでなんとも言えなかった。昼ごろに空港に出発した。そして・・・

雪が降った!!まあ、女の子じゃないから初雪と言えども、奇声を上げることはなかった。最後に雪も見れて良かったななんていう穏やかな気持ちは空港でかき消された・・・
空港のロータリーで母に別れを告げた。そして、荷物を持って空港に乗り込む。空港でパスポートとチケットをチェックし、荷物の重量測定が始まった。




Q.ここで質問ですが、空港で預ける荷物は何kgまでだったら大丈夫でしょうか??

A.正解は23kgです!!(※ 空港会社によって異なると思いますので、要注意です)




測定が始まると僕の荷物の重さが表示されました。重さは・・・

42kg




えっ!?

僕「この荷物大丈夫です??」




女性「32kgまではプラス15000円でお預かりしてますが、それ以上の荷物は受け付けしておりません。」

一瞬頭が真っ白になった・・・そして、財布にはなぜだかちょうど1万円ぐらいしか入っていない。元から無理だけれども、荷物を32kgにしていく手立ても断たれた。バックパックには無数の本が眠っていて、一部の隙間もない。

僕「何か方法はありませんか??」

女性「減らしてください。23kg以下の荷物2個までだったら無料でお預かりしていますが」

予備のボストンバックは必要ないと思い、家に置いてきてしまった。お金もない。そして、母には電話が繋がらない。荷物を捨てようか?・・・そう思いかけていたとき・・・

僕「ここに鞄屋はありませんか??」

女性「奥に行けばあります。」

そして、持っていたスーツケースを引っ張って、鞄屋を探す。搭乗までの時間もそんなにない。鞄屋に着くとすぐに店員さんに話しかけた。

僕「大きくて、一番安いスーツケースください!」

ルール無用の問いかけにも店員さんは答えてくれた。きっと焦っている様子が伝わったからかもしれない(苦笑)・・・

店員さん「これなんかどうです??」

16800円。空港の物価をなめてかかってはいけない。スーツケースは諦めた。そして、端の方に見えたボストンバックを見て

僕「ああいうので、良いのはありますか??」

と聞いてみる。そうしたら裏から出してきてくれたのは、大きい布生地のボストンバック、7800円。

僕「これでお願いします!!」

とうとう鞄を手に入れた!!両手に羽のように広げたスーツケーツを引っ張りながら、元の場所へ向かう。そして、これからさぁ仕分け作業だ!!チェックインカウンターの隣のスペースで鞄を全開に開く。空港だと気持ちも開放的だ。このときはそんなに時間がなかったので、そんな馬鹿なことを考えている暇もなかった。
32kgがプラス15000円。そして、23kg以下の荷物2個までが無料だ。ということは・・・

42kgの荷物を半分半分に分けるまでは搭乗不可!!

そんなことを頭に入れ、仕分け作業に精が出る。とにかく重そうな本、本、本を新しい鞄に入れる。そして、両手で両方の鞄をもって、意気揚揚と計量だ!!重量が足りない力士の気持ちもこれで少しはわかる。

25kg

一回目のチャレンジは失敗に終わった。気合いが足りなかった。そして、そろそろ女性の顔も怪訝な顔に変わってきた。新しい人が来て、どうやら休憩に行く時間らしい。今後は思い切って、もっと本をごっそり新しい鞄に移動する。やり過ぎたと思ったがとりあえず測定だ。

21kg

奇跡のような数字が出た!!これでクリアだ!体から汗が溢れて出ていた。そして、なんとか準備が整った。あの女性の方には、今ここでご迷惑をかけたことをお詫びをしたい。




「お手数かけてすいませんでした・・・」

そして、これからゲートを潜って、いや、潜る前に携帯を休止しに行った。もう時間がない。そして、混んでいる・・・なんとか携帯の休止を済ませ、いざ搭乗だ!!このとき時間はあと20分ぐらいしか残っていなかった。ゲートを潜ると全力で疾走した!走る姿がユニコーンみたいだったのは言うまでもない。ただ、10kgを超えるバックパックが両肩に食い込んだ・・・


そして・・・

無事に搭乗した!!これから9時間半の飛行機の旅をひたすら寝て過ごした。映画の一番最初の部分を見逃したので、流れていた最新のスターウォーズを見ることなく・・・そして、中部席の真ん中からはアメリカの大地を望むことなく、アメリカに到着した・・・それは
同時に日本でのミッションが完全にコンプリートされたことも意味していた。

アメリカだ!!!!

アメリカの象徴夢にまで見たアメリカは夢に終わることなく目の前に現れた。この一瞬をどれだけ待ち望んでいたことか・・・成田空港で忙しすぎて、あまりアメリカに着いた感じがしなかった(苦笑)そして、迎えに来てくれていた友人達に約9,10か月振りに再会した。みんな変わってなかった。何か昨日話をしたかのような感じですぐにみんなで車に乗り込み、第2のホームへ帰ることになった。降りしきる雨もいつの間にか晴れ渡っていた。

こっちでの生活が始まった。同じアパートに戻ってきて、また友人のオスカー達とルームシェア生活が始まった。実は空いている駐車場に車を取っておいて、世話をしてもらっていたので自分の車がここに残っていた。2008年の日本に帰国前には一時売ることも考えていたけれど・・・とにかくオスカー達には本当に感謝している。

こっちの生活が始まった。観光気分でいるわけにはいかない。ただ、人生初めての時差ボケを味わうことになり、2,3日は昼寝が必要だった・・・到着した当日にまず携帯電話を手にした。これも以前使っていた携帯電話を使うことになった。そして、どうやら例の車の修理をしなければ、いけないようだった。バッテリーが老朽化して、交換が必要みたいだ。ということでパーツ屋に約80$のバッテリーを買いに行った。修理は友人たちの助けを借りてなんとか修理屋に出すことなく終えた。車に関しては、ようやく保険に入ることができた。保険なしでは、運転できないのがアメリカだ。前回は運転1年目だからと言って、月200$(当時約21000円)を払っていた・・・何の調べもなく家から近いところの保険に入ってしまったのが失敗だった・・・今回は月100$もいかない。そこの部分を大幅に削れて良かった!今回は何に関しても余分なところをそぎ落として行かないといけない。そう日本での昼250円生活をして、ここまでやってこれたことも忘れてはいけない。
ハリウッドで役者になる。今回はそのための下積みにこっちにやってきたようなもの。もちろんチャンスがあれば、どんどん攻めていくつもりだけれども、まず、最初は演技の基礎を学びなおすことにしようと思っていた。だから今回は学校で演技を学ぶことを選ぶ。そして、少なくても2年間は学校で学びたいと思う。ただ、実はその先にも計画があるけれど、その辺はしっかり決まってから報告したい。今は築き始めた生活の基盤を固めているところ。インフルエンザで1週間、渡米を遅らせたことがどう響いてくるからは今後のお楽しみにしたい(苦笑)

ついにアメリカに戻ってくることができた!!

これからやろうとしていることは前回の夢の続きなのかもしれない。でも、今自分の前に拡がるのは決して夢でもゲームでもなくて現実だ。これからは多くのものと戦うことになると思う。それは自分だったり、アメリカの役者、自分と同じ境遇の日本人の人たちや文化の違いだ。戦うものが誰であれ、何であれ絶対に負けたくない!!いや負けることがあっても前に進もう。




限界への2度目の挑戦がたった今始まった。


続く・・・


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