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渡辺竜平のハリウッド片道切符 第12回 リアルハリウッド 〜失くした記憶〜
渡辺竜平のハリウッド片道切符


これはさすがにテリヤキ風じゃない
両親がアメリカにやってくる。それは僕の想定していたアメリカのストーリーにはなかったので、嬉しくも少し複雑な気持ちになった。父親の仕事で偶然来るということだった。きっと何人かの人は何だそういう家庭だから留学できるのかと思っているかもしれないけれど、もし、両親を頼っていたのだったら今帰国をきっとしていなかったと思う。なにより親に頼って何かをするのが嫌だった。(とは言っても、今回の帰国のためのチケットは一時的にまかなってもらっていたけれど・・・)

兄と弟と自分の3人兄弟の中で一番自由奔放にやってきて、父親にいつも「何がやりたいんだ?」なんて言われ続けてきた自分の場所に両親が来るっていうのはやっぱり変な感じだった。とにかく今回は家族がゲストだったので空港まで迎えることになった。

LAXというロサンゼルスの空港で家族を待つ。父は仕事でもう入国していたので、母だけを空港で待つことになった。もちろんアメリカで機能する携帯を母は持っていなかったので、ひたすら空港内のゲートで待つことになった。待っている間、ふと人を待つってこんな気持ちなんだなぁなんて思った。あまり人を待たない人生を歩んできたのかも?(苦笑)とにかくしばらくして母が来た。何も変わっていない。昨日まで一緒にいたかのような会話が始まった。そして、日本語を話す母が不思議に思えた。それだけ日本語でしっかり話すのが久しぶりだった。そして、両親が泊まるホテルに向かった・・・

ホテルに着いた。中には入れなかった・・・
どうやら予約した本人でなくては、中に入れないらしい。父が予約し、部屋の鍵も持っていた。だから父のいる仕事場の近くまで行くことになった。電話してぐるぐるダウンタウンを回ったあげく、ようやく、大通りにいる父を見つけた。そして、約半年振りの再会を果たした。ふと全員の顔から笑みがこぼれた。父はまだ仕事だったので、ホテルの鍵をもらい、感じの悪い吉○家で昼食の牛丼を手にした。訂正しておきたいのは、お店自体の雰囲気は決して悪くはないんだけれども、そこにいる人達の雰囲気が悪かったということ。そこを後にし、母をホテルに送り届け、今まで何があったか、これからどうするかなどを話して、僕はその場を去った・・・

両親は約一週間アメリカに滞在するということだったので、ハリウッドを案内したり、自分の住んでいる場所も見せた。そして、一緒に住んでいる友人達とみんなで食事も何回かした。一回目は中国料理を食べた。右上にある写真はそのときに食べたアメリカザリガニだ。約15年前には父とザリガニ釣りをして、そして、今はそのザリガニをほおばりながらアメリカで会話している。人生は思わぬ方向に転ぶ。それから2回目の食事は日本食だった。リトル東京という日本人街で日本食を食べた。何を隠そうそのとき僕は渡米してから3回目の味噌汁を飲むことになった!!相変わらず味噌汁って具が入ってないなと思った。「日本食が恋しくなかったか?」と聞かれた。もちろんこんな自分にだってまだ日本の心は残っていた。来てから3ヶ月ぐらいに無償に欲しくなったものがある。それは・・・

お茶だ。

ここリトル東京で税金やなにやらにより値上げされた5$(当時約600円)の粉のお茶を手にしていた。それから会話は弾み、いろいろなことを話して、アッという間に別れの時間だ。最後にみんなで記念写真を撮った。そうこの次の日の朝、両親はアメリカを後にする。次の日の朝空港まで送ろうかと言ったけれど、学校のある自分に配慮して大丈夫だという両親。「別れ」という感覚はあまり自分にもなかったけれど、店を出た辺りで母が泣き出してしまった。心に何かが響いた。同時に今まで自分は自由奔放で気にされてない存在だと思っていたから驚きもあった。ようやく馬鹿な自分は気づいた。家族が自分のことを少しでも心配してくれているってことを。こういうことを言うたちではないけれど、自分をここまで育て上げてくれた家族により感謝の気持ちでいっぱいだった。そして、最初は本場ハリウッドで挑戦してみたいという願望的な気持ちしかなかったけれど、ハリウッドでやっていくという意思に変わった。より強い動機が持てた。日本との距離はアメリカに来て一度も感じていなかったけれど、家族と別れを告げて自分は海外で挑戦しているんだと再確認した。家族ってこんな感じだったなぁということも思い出した。同時に、過去の自分のことも思い出した。日本にいるときはチャンスをひたすら待っているだけのようなときもあった。でも、待っていても何も起こらなかった。ハリウッドでは待っていることはできない。ここで過ごす一秒一秒が買った時間だからだ。日本に帰れば、家族にまた会えるけれど、それは完全な帰国ではいけないとも思った。今や日本に帰るのは次の段階に行くステップでしかなかった。もちろん、ときどき自分のルーツを確認したり、かけがえのない人たちに会える場所でもあるのだけれども。

家族に会うことで、今自分がやっていることの意味をより見つけようとするようになった。少なくても自分がやっていることの理解者に自分だけはなってあげなければいけなかった。

家族との再会。そして、俳優学校での勉強もこれから終盤へ・・・だけれども、その頃、自分の生活に陰りが見え始めた。そうこれまでの貯金が底を尽き始めていた!!・・・この後、苦渋の決断を迫られることになる。次回、リアルハリウッド最終回!!


続く・・・


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